養子縁組で結ばれる絆

血縁関係は、この世における固い「絆」の1つと言えます。例えば、多くの人は自分に血の繋がった子どもができることで、仕事や生活の困難さを耐え抜こうと努力する姿勢が見られます。それは、この大切な絆を断ち切らないための行動と言えるでしょう。
しかし私たちが生きる現代社会では時に、血縁による絆が自分自身、そして子どもを追い込むこともあるのです。特に望んでいない妊娠をした場合、血縁による絆は妊婦さんをより深みに追い込みます。とはいえ、血縁の絆を断ち切ってしまうと、子どもがより困難な環境に身を置くとお考えになる方もいらっしゃるでしょう。
そんな時、検討して頂きたいのが「養子縁組」です。

特別養子縁組が成立するまでに、子どもは多くの絆で結ばれていきます。産んでくれた実親との絆はもちろん、ストークサポートのような民間団体との絆、そして育ての親である養親との絆と関わり合う親族との絆です。
これらの絆は血の繋がりのある普通の家庭となんら変わることはありません。むしろ子どもは様々な絆があったからこそ、今の養親に巡り合えたのだと言えます。どの関係からも感じられるのは愛情だけです。養子縁組に前時代的な考えを持っている方もいらっしゃいますが、多くの養子たちが深い愛情の中で育っている事実を知らなくてはなりません。

家族が幸せでいられるのなら、その形態や関係性にこだわるのはナンセンスです。生まれてくる赤ちゃんとの絆が自分自身、さらには赤ちゃんを追い込むことになるかもしれないと思うのなら、養子縁組という選択も決して間違ってはいません。それがお母さんの幸せに繋がり、子どもの幸せにきっと繋がるはずです。
ストークサポートでは、児童福祉のための制度である特別養子縁組の斡旋を行っています。生まれてくる赤ちゃんを自分で育てるのが難しいとお考えの妊婦さんは、ぜひご相談ください。またストークサポートでは特別養子縁組の斡旋だけでなく、妊婦さんの相談支援も行っています。病院への通院費や出産費用などお金に関する相談も承っていますので、予期せぬ妊娠でお悩みの妊婦さんは1人で悩まずにストークサポートをご活用ください。